公式で税金の話が上がってましたので便乗話。
為替差益は総合課税のため、株式などの金融商品に比べて税金面が非常に不利に出来てます。
FX業界からも分離課税にするように働きかけていたようですが、折り悪くサブプライムショックがあり、むしろFXのレバレッジ規制など訳の分らない方向に潮流は向かってしまっていますので、今後も分離課税化は難しいかもしれません。
で、どのタイミングからくりっくに移行したらいいのさ?というのは最後に素人の適当な意見を書いてあります。
まずは「くりっくじゃないと1億達成できねーよ!」というお話を。。
(当方全くの素人ですので、税金の専門家の方ならもっと良い意見があると思います。そんな話を聞いてみたい)
まず所得税の税率ですが、以下のようになっています。
所得額/税率/控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超 40% 2,796,000円
計算式は<所得*税率-控除額>
これに加えて住民税が一律10%(高っ!)かかりますので、所得税率+10%が税金となります。
で、ざっくり言うと利益が900万超えたあたりから、とても増えにくくなります。
ここでは仮にAUTO TRADERの月利益を7%と仮定します。
その他の給与所得などは個々違いますので無視します。
まず300万から初めて1年間複利運用(月7%*12ヶ月)した場合、約631万となります。
利益は331万。
3310000*0.23-427500=286300円
で、ここからさらに住民税がもっていかれます。
計算はこんな感じです。
長々書いてもしょうがないので、一気に口座資金が2000万くらいになったとして計算。
月利7%を12ヶ月運用した場合、4200万円ほどになり、利益は約2200万円です。
2200万*0.43-2796000=6004000円
これに住民税がかかります。
すると手元には1400万くらいしか残りません。
次の年は4200万→3400万からのスタートとなって、
税金無しの複利ならあっという間に到達できた一億円が
いつまで経っても近づいてこない…という状況に絶望しそうになります。
ですので、やはり優遇税制の受けられるくりっく365は必要ですね。
目安としては収入が695万を越えるあたりからが良さそうでしょうか…
私のように低額で運用している者にとってはまだ少し先の話になるとは思いますが、
移行の際にはもちろんこちらの備忘録につけます。
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